初めて看板製作を業者に依頼し、実際に完成するまでに気を付けることをあらかじめ知っておくと、看板製作がとてもスムーズに運びます。
また看板完成後についても、気を付けることがあるので、この点もしっかりと覚えておくと、看板が長持ちするようになります。
ここでは、業者に看板製作を依頼してから完成するまでのステップで、気を付けることを纏めます。
看板のイメージ原稿を作成する
看板のデザインを業者に伝えるにあたり、口頭ではなく、イラストやインターネットなどで似たような画像を探して伝えましょう。その上で、細かい要求事項は紙に記載し、どのような点に気を付けてデザインして欲しいか、デザイナーが理解できるようにしましょう。
看板の設置場所に気を配る
自分のお店がどこにあるか?確実に伝わるようにするため、看板を設置する場所に気を配りましょう。
お店の前に看板を置く場合は、歩行者の邪魔にならない程度の場所に置くことや、道路からはみ出ないか気を付けましょう。道路沿いに看板を設置する場合は、多くからでも確実に見える、車で運転しても看板を見逃すことがない位置を見つけましょう。
また、ビルの高所壁面や屋上に設置する際には、取り付ける場所がまず安全か?設置部分自体が経年劣化していないか?看板設置業者に確認してもらうようにしましょう。
設置場所に合わせた看板の素材や種類を考える
看板の種類・素材・ライトによって耐用年数が異なります。
特に、屋内に設置する看板か、屋外に設置する看板かによって、大きく費用が変わってきます。またその組み合わせによって、看板の見え方も変わるため、看板の設置場所を確認した上で、どのようなデザインの看板にするか決め、使用する素材やライトをいくつか試してみましょう。
看板に用いる色・文字・フォントを選ぶ
どんな素材・ライトの組み合わせで看板を製作するか決まってきたら、合わせて看板に用いる色・文字・フォントを選びましょう。
素材やライトの当て方によっては、当初のデザインと見え方が異なる場合があります。素材やライトに合わせて、歩行者が見やすい色・文字・フォントを選ぶようにしましょう。
また、お店の雰囲気が伝わるかも含めて、いくつかのパターンを製作し、実際に目視確認して自分のイメージに近い看板になっているか確認しましょう。
看板設置に適用される法律の有無を確認する
看板の設置には様々な法律が関わってきます。中には許可や申請が必要なものも含まれるため、看板を設置する際にはあらかじめ自分の看板の設置条件が、どの法律に適用されるのかチェックしましょう。
設置する看板の場所や大きさには、書類を提出するケースもあるので、必ず専門の看板業者に相談しておきましょう。
少なくとも、チェックしておきたい法律やルールとして「道路交通法」「道路法」「屋外広告物法」「建築基準法」「各自治体の条例」を確認しましょう。また、法律やルールに則って看板を設置できると思っても、看板設置場所の周囲との親和性や景観が損なわれない配慮も必要です。
まとめ
自分がイメージし、ターゲット顧客にお店の名前・場所・商品や魅力が伝わる看板ができ上がった時は、とても嬉しいと思いますし、これからお店の運営を頑張ろうという気持ちになります。
完成した看板を業者が設置する様子を立会で確認し、全ての施工とチェックが行われたことを確認し、これでようやく看板設置が完了します。あとは、看板業者と相談し、設置場所の微調整を行って、少しでも視認性を高くするように努めましょう。