入りたくなるお店は看板の外観で決まる!

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これまでに行ったことがない初めてのカフェに入ろうとした時、どうしても入りづらくて入り口で足がすくんでしまったことがありませんか?

お店側からすると、是非新しいお客様に入ってきて欲しいため、何とか入り口におしゃれな看板を立てて、お店の雰囲気やメニュー掲載し、入りやすさをアピールします。この両者の溝を埋め、新規のお客様が是非入りたくなる仕掛けこそが、お店の看板です。

そこで今回は、お客様が入りたくなる看板の内容と設置方法についてご紹介します。お客様に知って欲しい情報や求める情報をしっかり発信するとともに、お店に入りやすくなるように看板の設置方法を工夫することで、お客様に対するお店の認知度と集客アップを目指しましょう。

入りたくなるお店は看板の外観で決まる!

入りたくなる看板にする3つの掲載情報

例えば、お客様が路面店にあるカフェの看板だけを見て、「このお店良さそうだし、食べてみたいメニューもあるから、入ってみようかな」と思わせ、実際に入ってもらうためには、お客様の不安感や抵抗感を取り除いた上で、「このお店に来て良かった」と想像させるような看板になっていることが大切です。

そのためには、看板に掲載すべき情報として「お店の業態」「お店の雰囲気」「ターゲットとなるお客様向けの情報」の3つを発信する必要があります。

一目で分かってもらう!お店の業態とウリ

同じ業態のお店でも、扱っている商品やサービスは大きく異なります。
例えば、パン屋さんを例にすると、パンを購入できるお店と、購入したパンをお店でイートインできるお店では、提供するお店の情報や価値が変わります。

ここで重要になるのが、同じ業態のお店でも「ウリ(長所)は何か?」という点です。

前者の場合、仕事に行く時・昼食時・仕事買えりに「自宅や会社近くで、焼きたての美味しいパンがすぐに買える」ことをウリとします。すると、お店の看板に「いつ、どのパンが焼きあがるか」「季節の新メニュー」を記載し、集客・購入してもらうことが看板の大切な役目となります。

後者の場合、パンとコーヒーで「自分なりに、ゆっくりと時間を過ごせる」ことをウリとします。すると、お店の看板に「イートンできます」「パンとコーヒーがセットで○○円引き」「窓際の席でゆっくりしませんか」などの情報を記載し、集客に繋げます。

つまりお客様が求めている価値に対して、自分のお店のウリは何か?を一目で分かるように、看板に情報を掲載するとお客様はお店に入りやすくなります。

購買意欲を掻き立てる!看板のデザイン

新規のお客様がお店に入りたくなる雰囲気を出すには、看板を通じていかに「自分が入っても安心」という点を伝えることが大切です。

例えば、新しくできた雑貨屋(路面店)さんがあり、お店のガラス越しに、自分が興味ある商品が見えているとします。値段は分からないものの、どうしても商品を見てみたいけど、高級そうなものばかりで入りにくいと感じさせないよう、看板で工夫してみましょう。

具体的には、お店の雰囲気にマッチしたデザインやロゴは優しいものとし、雑貨も最低金額の値段をわざと書いて、心理的な敷居を低くしましょう。
また、ちょっと高い商品がある場合は、看板に「あの○○ブランドが入荷!限定○個!」といった形で、興味がありそうな商品の「希少性」で消費者心理を刺激し、ついつい欲しくなってしまうような内容を看板で伝えましょう。

お店の魅力が伝わる!SNS時代の看板と情報

看板を設置する前に、自身のお店のターゲット層を明確化しておく必要があります。ターゲット層が明確であれば、その世代や性別、趣味趣向に的を絞ったデザインをいくつか考えることができます。

例えば、若い女性をターゲットにした飲食店であれば「インスタ映え」のするメニューやイラストを看板に載せましょう。この時、極力看板と商品が一緒に写真で写り、SNS上で拡散されやすいように、看板自体にハッシュタグを書いておくと、お店の認知度と集客アップにつながります。

このように、看板を使ってターゲット顧客の目を引き、かつ1回は行って見たくなるお店として、SNS上で「画になるような」看板を目指しましょう。

入りたくなる看板にする3つの設置場所

お客様が初めてお店に入る際、お客様に安心してもらう方法として、設置場所を工夫する方法があります。設置する目的に応じて、どのような看板をどこに設置すれば良いかご紹介します。

歩行者の視線を集めやすい路上設置

美容室やカフェなどは、自分のお店が目の前にあることを歩行者に伝えるため、お店の入り口前にスタンド看板を設置することが一般的です。

お店の前に置く看板の中でも「A型看板」と呼ばれるスタンド看板は、チョークやペンで文字が書き込めるタイプの看板で、スタッフの手書きの文章やイラストを添えれば、お店のアットホームな雰囲気を歩行者に伝えることができます。

また、A型看板は、その日によって内容を書き換えることができるため、飲食店であれば日替わりランチや今日のおすすめメニューを掲載しましょう。ファッションショップであれば入荷したばかりの商品などを、スタッフの文章やイラストともに紹介しましょう。

このように通行量が多い歩道沿いにお店が立地している場合は、お店の前にスタンド看板を設置し、歩行者の注目を集めて集客しましょう。

メニューと看板の合わせ技で設置

街中で飲食店を探している時、店に入る際にどんなメニューがあるか分かると、その場で自分が食べたいものを探し、他のお店を探す前に「よし、このお店でこのメニューを頼もう」という形で、効果的に集客できます。

そこで飲食店や小売店では、入店前にお客様が商品やサービスの内容と料金を確認できるように、メニュー表を掲示しておきましょう。
また、メニュー表や割引クーポンをコピーした数十枚チラシを、看板の横に置いておくと、看板と合わせてメニューを一度持ち帰って「あ、今度このお店に行ってみよう」と、歩行者の記憶に残しやすく、潜在的な顧客を発掘することができます。

尚、人気メニューの写真を看板におしゃれに貼り付け、ついつい歩行者が見てしまうような仕掛けもしてみましょう。すると、歩行者は看板の前に足を止めし、人気メニューを選んで食べたくなってしまう、他にどんなメニューがあるんだろう、という心理を上手く刺激でき、集客アップに繋がります。

窓越しにお店の雰囲気を伝える店内看板

お客様が入店する際、お店をガラス越しに覗いてどのような雰囲気なのかを判断しています。

例としてイタリアンのお店の雰囲気をより活気があるものにしたい場合、おしゃれなメニュー看板をあえて厨房の上に掲げます。すると、ガラス越しにどんなメニューがありそうか?今作っているメニューは何だろう?と、お店の厨房の様子とメニュー看板から、歩行者の想像力と食欲を刺激し、ついついお店に入りたくなる心理が働きます。

このように、お店の雰囲気や内容が分かる看板をあえてお店の中に飾り、創造力を掻き立てる方法で、歩行者が入りたくなるようにしましょう。

まとめ

これまで見てきたように、お客様がお店に入りたくなると感じてもらうためには、お店の業態やターゲット層を明確化し、適切な情報発信を行うことが大切です。また、看板の設置場所を考慮することで、お店の外観に解放感を出し、お客様を店内にスムーズに誘導することができます。

お客様にとって、最初に目にするのは看板です。看板1つで、自分に合ったお店かどうかを判断してもらい、お客様の想像力を掻き立てるような看板と設置場所を検討しましょう。

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